染めたり 織ったり ミシンを踏んだり
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2020年5月

 

数か月前には予想もしなかった日々が続いていますね。

みなさんお元気ですか?

 

少し前の投稿が

なんだかものすごく昔のことのような気がしています。

悩んでいたことも些細に感じてしまうほど。

それくらい世界は変わってしまったように思います。

 

日毎に状況が変わり

当たり前が変わり

取るべき行動も変わる

 

不確かなことが多くて

どうしたものかとたまに思ったりするけれど、

一方で

この手を使ってなにかをつくりだすことって

なんて確かな行為なんだろうとも思ったりしています。

 

ひとつひとつ

小さな行為だけど

確実に自分の力で起こしていることなんだなとあらためて。

 

それ以上でもそれ以下でもないのですが

書き残しておこうと思いました。

 

 

 

お庭にもともと植わってたバラが開花ラッシュ。

派手なピンクではじめはすこしぎょっとしたけれど

つぼみがすこしずつふっくらしてきて

ゆっくり、深く、伸びをするかのように

閉じていた花弁が開いていく様子を見ていると

かわいくてたまらなくなりました。

花が満開になるとすこしずつ色が淡くなってくる。ふしぎ。

 

友達からもらったスペイン土産のワイン瓶に差したら

頭花君みたいになりました。笑

 

こんな感じで元気に過ごしています。

もう少ししたらまた

今後の予定をお知らせできるようになりそうです。

 

 

 

【news】

 

最新のお知らせです。

 

 

2020,5,2(sat)-10(sun) 「夏支度」 てしごと舎kuraso・つくば市

※延期となりました。

 詳細が決まりましたら、あらためてお知らせさせていただきます。

 

2020,6,6(sat)-7(sun) にわのわアート&クラフトフェア・チバ

※日程が一年延期されました。

 2021,6,5(sat) 6(sun)開催予定です。


どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今週末からです。


いまも、いつも、いつかも

ご紹介くださっています。 こちら
いよいよ、、ドキドキ、、です。

ヒナタノオトさんのオウンドメディア手仕事を結ぶ庭に
先週アップされた「謙虚と希望」を読んで、
必要以上に不安を膨らませることなく、
いつもとかわらず手を動かすことができました。

https://musubuniwa.jp/me/1397/

ヒナタノオトさんは開いてくださっています。
わたしもすこやかにお店に立てるよう、油断をせずに会期を迎えたいと思います。

むずかしい方は無理せずに、会える方とは笑顔で。
どうぞみなさまも体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。
個展のお知らせ

 

ヒナタノオトさんでの個展のお知らせです。

 

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いまも、いつも、いつかも

3/7(土)-15(日)

会期中 金曜休み 最終日16:00まで

在店日 7(土) 8(日) 15(日)

詳細はこちら

 

 

この展示会に

あたたかい言葉を添えていただきました。

 

 

ヒナタノオトさんの個展に挑戦させていただくことは

自分にとってはまだ少し先の目標であり

今の段階では力不足のように感じてしまい自信がありませんでした。

(はじめは思わず無理です!とオーナーの稲垣さんに言ってしまったほど 笑)

 

今年がはじまったとき、

あたらしいサイクルのはじめの一歩になるような年できたらいいなと思ったのですが

ちょうどそんなことを思っていたころ、稲垣さんとあらためてお話しさせていただき

このタイミングで機会が巡ってきたことをしあわせに思うようになりました。

 

目に見える変化が、ほかの人の目にどう映るかわかりませんが、

今回は種が芽吹くよりさらにひとつまえ

土を耕し新しい空気を鋤きこむようなきもちで

自分のなか、奥深くを

きちんと見つめて、問いかけ、向き合い、

おそれず、誠実に、きもちよくつくりたいと思っています。

 

そうしてできあがったものが

だれかにとって

いつもそばにおいてつかいたくなるような

ながく愛おしんでもらえるようなものになったらうれしいです。

 

 

心配な状況のさなかですので

体調が不安な方はくれぐれもご無理なさらないでいただきたいですが、

もしお近くにお出かけするようなことがあれば

ぜひ足をお運びいただけましたら。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

糸紡ぎ

 

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素材の余白に向け、

素材の、より素のほうからつくるということがしたいとおもって、

糸紡ぎに挑戦しました。

 

原毛をハンドカーダーで梳かし、

それをくるりとまるめ ローラッグというものにしてから

紡毛機で紡ぐ。

 

ペダルを踏むリズム。

機織りとは別のリズムが身体の中に流れるのを感じます。

細い細い繊維が、撚り合わさって一本の糸になっていく。

その様子がまさにいまの自分に重なりました。

 

なぜ続けるのか。

ここのところ立ちすくむことが多かったのですが、

そんなとき なにげなく目にした言葉に励まされたり

あたたかい応援にはっとはせられたり

先を行くひとの姿に教えられたり

か細いきっかけを手繰り寄せ紡ぐようにして

なんとかいまにたどりついている気がしているのです。

 

 

自分の手の先で起こっている現象が

自分の中でも起こっている。

 

 

そうして紡がれた糸を機にかけて織る。

洗いをかけて仕上げると

ちょっと不格好だけどふくらみをもった布になる。

 

わたしのたどり着く先はまだわからないけど、

ふかふかとした布に触れてうれしいと思った。

この気持ちもまた細い繊維の一本として紡がれていく。

 

 

素材の余白は本日から。

どうぞお出かけくださいませ。

 

 

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素材の余白

 

お知らせがすっかり遅くなりましたが

素材の余白展明日13日よりはじまります!

 

 

たくさんの方の作品が集まって

どんな空間になるのか楽しみです

 

会期中はおいしいものが届く日も!

 

 

アルパカやカシミヤ、リネンの定番ストールに加え

今回は手紡ぎ糸のマフラーも

ほんの少しだけ出品します。

以前からやりたかったけどなかなか時間が作れず着手できずにいたこと。

ボツも多かったので数は3点だけと少ないですが

ぜひお手に取ってご覧いただけましたらうれしいです。

 

 

在廊予定は14(金)16(日)です。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 


 

 

工房からの風 2019

 

 

木火土金水

 

工房からの風

昨年の木に続き、今年のテーマは火。 

 

今年の準備がはじまってから

火というキーワードとともに

事務局や風人のみなさんが準備を進められてきました。

 

 

こころの種火

継いでいく火

 

 

はじめにテーマを聞いたときには

自分にとって正直ピンとこないような

その言葉にどこか近づくことができずにいました。

けれど、この10か月ほど

いつも傍らにその言葉があって

工房からの風本番が近づいてきた秋の入り口

ようやく自分のなかでしっくりくるというか

なんとなく火というテーマが

自分のこととつながってストンときたような気がしてきたのです。

 

 

ものをつくり続けていくなかでは

いつもいつもぼうぼうと燃えるようなときばかりではなく

立ち止まってしまうようなとき

身動きが取れなくなってしまうようなときもあったりします。

 

そういうとき

このままこころの火を、情熱を、失ってしまうのではないかと

とまどって、動揺して、怖くなってしまう自分がいました。

 

 

そんな折、展示会で

年の離れたつくり手の方々とご一緒させていただきました。

年齢や環境が変わっていく中で

いろいろあって元気がなかったけどやれることだけやったのよ、

糸だって新しく染めないで今まであるものを使って。

と、おっしゃっていた作品がどれもすばらしかったのです。

ご本人にとっては

いままでとは違うアプローチだったのかもしれないけれど

その布はものとしての魅力にあふれていました。

 

きっとそれまで積み上げてきた技術、

好奇心、あそびごころ、

いまできないことをいったん受け入れ、そこから歩みだす勇気。

いい意味で力の入りすぎていない、けれどたしかな手仕事がそこにありました。

 

 

こころの火のありようはひとつじゃない。

ぼうぼう燃え盛ってぐんぐん進むエネルギーに満ちているときもあれば

ちいさなちいさな火をともすような時もある

しずかに煙を燻らせるくらいしか力のないときもあるかもしれない

 

それでもいいんだとおもいました。

たいせつなのは火を消さないこと。

絶やさずに継いでいれば

またふいに空気が送り込まれるような瞬間があるかもしれない

誰かや何かに薪をくべてもらえるようなできこともあるかもしれない。

 

どんなにちいさくなっても消さずにさえいれば

おおきくなったりちいさくなったりしながら

こころの火を持ち続けることができるのかもしれない。

 

そういういとなみのなかで自分の手からつくったものが

今度は誰かをあたためるちいさな火になることがあったら

とてもうれしくてしあわせだとおもう

 

 

 

工房からの風2日目におこなわれたトークイベントの中で

ろうそくをつくられている鈴木有紀子さんの言葉が紹介されました。

 

たのしくて苦しくて、あっという間だった

 

ちっとも難しいことばをつかってないのに,

聴いた瞬間も、いまも、こころに深くずしんと響きます。

きっと、

こころの火をたゆまず燃やし続け

真摯に自分と向き合ってきたひとの

たしかな思いが宿った言葉だから。 

 

 

 

 

それぞれの種火を携えてあの場に集まって

そしてまたいつもの工房へと帰っていく

刹那的なようでたしかなこと。

 

いろんな心配事を

たくさんのかたの力によって乗り越えて

あの場がととのえられ

ことしもつくり手と使い手の笑顔が

たくさん交わされたこと

そういう場が存在すること

一つくり手としてほんとうによろこばしくてしあわせなことだと思います。

 

 

ことしもありがとうございました。

またあのお庭で会える日をたのしみに。